緊張型頭痛の症状と改善方法
緊張型頭痛の特徴
慢性頭痛の70~80%を占めている頭痛
※成人の22.0%(約2,200万人)が悩まされている
頭や首回りの筋肉が緊張して、締め付けられるような痛みを感じる
疲れ目や長時間のデスクワークなどをしていると発生しやすい
症状
- 3ヶ月以上にわかり、平均して1ヶ月1~15日未満の頻度で痛みを感じる
- 頭を締め付けられたような痛みを感じる
- 後頭部を中心に、側頭部や首筋にかけて痛む
- 急にじわじわと痛くなり、痛みが長時間続く
- 目の疲れや目眩を感じることがある
発生原因
緊張型頭痛が起こる原因は、大きく2つに分けられます
身体的ストレス
無理な姿勢や長時間のデスクワークなどによって、首から肩にかけての血流が悪くなると、筋肉に乳酸などの疲労物質が溜まり、筋肉が緊張して頭痛が起こると考えられています。また、姿勢の悪さが筋肉に負担をかけてしまうケースもあります。
この頭痛は比較的、中高年の方に多く見られますが、近年では若い子たちがゲームのやり過ぎなどで、頭痛を引き起こしているケースも増えています。
精神的ストレス
精神的なストレスや不安、鬱状態が長時間続くと、脳の痛みを調整する部分が機能しなくなり、結果として痛みが発生すると考えられています。
改善方法
- 長時間同じ姿勢でいない
※デスクワークが続く方も、定期的に休憩して、体を動かす - マッサージやストレッチなどで筋肉の緊張をほぐす
- 入浴、温湿布などで筋肉を温める
- 精神的なストレスの原因を解決する
- 少量のお酒を飲むことで、血行を良くする
- 曲がっている首の骨を矯正するなど、姿勢を改善して筋肉の負担を軽減する