薬を飲む
「頭が痛すぎる!今すぐ、この痛みを抑えたい!」
という方は、まずは頭痛外来などの専門のお医者さんに診察してもらい、頭痛薬を処方してもらってください。
お医者さんに処方される薬は即効性があり、頭痛を抑えるには適しています。
頭痛のタイプによって、処方される薬は異なるので、簡単に紹介します。
片頭痛
軽症ではアスピリン・ナプロキセンなどのNSAIDsが処方されます。中等症以上の頭痛や、NSAIDsの効果がなかった場合にはトリプタン系製剤、プリンペランなど制吐薬、コントミンなどのドーパミン2受容体阻害剤が処方されることもあります。
緊張型頭痛
身体的ストレスや、精神的なストレスを緩和するための薬が処方されます。具体的には、解熱鎮痛薬、抗炎症薬、筋弛緩薬(きんしかんやく)、抗不安薬、抗鬱薬などです。
群発頭痛
純酸素吸入法による治療、トリプタン系製剤の注射
なお、これらの薬は専門のお医者さんの指示に従って服用するようにしてください。
症状が改善されないからと言って、勝手に薬の量を増やしたり、違う薬を飲むのは大変危険な行為ですので、絶対行わないようにしてください。
頭痛薬の飲みすぎには要注意!薬が頭痛を引き起こす原因になる!?
もう1点、注意して欲しいことがあります。
それは、薬を飲み過ぎは絶対にダメということです。
頭痛薬を長期的に服用していると、体が薬に慣れてしまって、効きが悪くなることがあります。
薬が効かないから・・・と、何度も薬を服用する人や、薬の効果が切れるたびに服用をしている人もいますが、これはとても危険です。
なぜなら、頭痛薬を服用しすぎると「薬剤誘発性頭痛」という違う種類の頭痛を引き起こす可能性があるからです。
せっかく痛みをおさえるために服用しているのに、
薬が原因で頭痛を悪化させてしまっては、もともこもありません。
あくまでも薬による治療は一時的な改善策。
「症状が軽くならないから」と言って何度も服用するのではなく、痛みが治まっているうちに生活習慣の改善や、頭痛の根本的な原因を改善することで、最終的に薬を服用しなくても頭痛の症状が治まることをゴールとしてください。
具体的な方法としては、以下の方法がありますので、是非チェックしてください。