子どもの頭痛
子どもは突然頭痛を訴えかけてきたときには、以下の病気の可能性があります。
- 慢性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛)
- 風邪
- 髄膜炎
- 脳腫瘍
- 脳炎
- 頭蓋内出血
- 視力障害
- 副鼻腔炎
- 中耳炎
しかし、子どもは語彙力も乏しく、どのような痛みがあり、どんなことが原因になっているかが非常にわかりづらいのが難点です。
ですから、もし長期間、頭の痛みを訴えかけてくるようであれば、早めに病院に行って診察を受けることをオススメします。
子どもがぐずっているだけだと思って放っておくと、免疫力の弱い子どもは深刻な病気に繋がる可能性もあります。そのように大変な事態になる前に、まずはお子さんを病院に連れて行ってあげてください。
片頭痛だとわかったら・・・
もし、病院に行き「片頭痛」であることがわかったら、頭痛の原因を探してください。
子どもが片頭痛を起こしやすい原因としては以下の理由が考えられます。
- 長時間、変な姿勢でゲームをやっている
- 小型のゲーム機などを長時間やっている
- 食生活(栄養バランス)に偏りがある
- ストレスを溜め込んでいる
- 首の骨が歪んでいる
最近の子どもはゲームやパソコンを長時間続けてやっている子が増えてきています。また、ゲームだけでなく変な体勢で本を読んだり、テレビを観ている子も要注意です。
姿勢が悪いと、肩こりや体の筋肉が緊張してしまい頭痛を引き起こす原因となります。
子どもの姿勢には注意が必要です。
また、お子さんが食べ物の好き嫌いが激しい場合は、栄養不足が原因となり血行不良が起こっている可能性があります。お母さんは栄養バランスを見直して、必要な栄養がしっかりと取れる献立を考えてください。
子どもは意外とストレスを抱えている
そして、意外かもしれませんが、実は子どももストレスを溜め込んでいる可能性があります。
- 学校生活に不満・不安を抱えている
- 家庭内の問題に過敏に反応している
- 友人関係がうまくいっていない
- 受験のプレッシャー
など、大人よりも子どもの方がストレスを感じていることがあります。
しかも、子どもは大人とは違いストレスを上手に発散するすべを知りません。
ですので、ストレスを抱えている子はどんどん自分でストレスを溜め込んでしまう傾向にあります。
「うちの子に限って・・・」と思っているのが一番危険です。子どもとしっかりとコミュニケーションを取って、普段の生活にストレスを抱えていないかを確認してみてください。
実は結構多い!姿勢の悪さから起こる頭痛
大人の場合でも同じですが、
実は子どもも姿勢の悪さから頭痛を起こしている可能性があります。
お子さんの姿勢を一度チェックしてみてください。
もし、頭が前に倒れて、猫背になっている気がしたら、
姿勢の悪さから頭痛が起こっているかもしれません。
姿勢が悪くなる理由としては、
- 長時間無理な姿勢を取っている(ゲーム、テレビ、読書などで)
- 睡眠時の枕の高さがあっていない
- 歯の噛み合わせが悪い
このような理由が考えられます。
お子さんが長時間ゲームやテレビを見ていたり、枕を使って寝ている場合には、一度ゲームをやめさせ、テレビを長時間観るのを控えたり、枕を変えてあげてみてください。これだけでも改善することがあります。
そして、あまり知られていないかもしれませんが、
歯の噛み合わせが悪く、姿勢が悪くなることで頭痛が起こっていることがよくあります。
子どもといっても、人の頭の重さは8~10kg程度あります。
その重たい頭を支えているのが首の骨と歯の噛み合わせと言われています。
つまり、
歯の噛み合わせが悪い
↓
頭の重さを支えきれず、少しずつ頭が前に傾く
↓
首の周りの筋肉が緊張を起こす
↓
頭痛が発生する
このような一連の悪循環が、慢性的な頭痛を引き起こしている可能性があるのです。
症例1 7歳小学校1年生(女子)
現代医学では頭痛の原因ははっきり分かりません。
頭痛には何か原因があります。
その原因を取り除けば頭痛は治ります。
下記の子供さんは7歳です。
頭痛がある、朝起きられない、糖尿病があるということです。
口の中を見ると子供の頭痛の原因がわかります。
このお子さんは上前歯一本の噛み合わせが反対になっていました。
この噛み合わせを直したところ身体の歪みが直り頭痛が改善しました。
朝起きられなかったのが今は一人で起きてくるそうです。
眠りも良くなったということです。
左のモアレ写真では頭が前に倒れ左に傾いています。
肩甲骨周囲左右非対称です。
右のモアレ写真では頭が起きて身体の歪みが改善されています。
肩甲骨周囲も左右対称になっています。
内田先生が推奨する方法により、多くの子供達が歯の噛み合わせを治したことで、頭痛が解消できたことがわかります。
子どもと言っても、頭痛の痛みは大人と変わりません。
「頭が痛い」とお子さんが苦しんでいましたら、すぐに改善策を取ってあげてください。