生活習慣を見直す

慢性頭痛の痛みを薬で軽減できたら、次は生活習慣の見直しをしましょう。

頭痛は不規則な生活リズムや食生活、ストレスが原因となって発生している可能性があります。
ここでは、これらの原因について詳しく説明をしていきます。

不規則な生活

どうして、不規則な生活をしていると頭痛が起こるのか?

それは、不規則な生活をしていることで、脳にストレスが溜まり、
結果、自律神経の機能を低下させるから
です。

脳の自律神経がうまく機能しなくなると、血管の拡張から偏頭痛が起きたり、肩こりなどの筋肉の緊張から緊張型頭痛が起きるようになります。

このように、脳の自律神経の機能を回復させるためにも、不規則な生活を改善する必要があるのです。好ましい規則正しい生活とは・・・

  • 毎日充分な睡眠を取る
  • 食事は1日3食きちんと取る
  • 喫煙は控える
  • 暴飲暴食をしないようにする

ちなみに、必要以上に睡眠時間を取ることは好ましくありません。
寝過ぎると頭の血管が広がってしまい頭痛が起こりやすくなります。

休日だからといって何時間も寝てしまうと生活のリズムも崩してしまうため、適度な睡眠時間を心がけてください。もりろん、徹夜などをするのも避けた方が良いです。

生活のリズムを確立して、健康的な生活を送ることが重要です。

食生活

食べ物の中には頭痛を誘発すると言われている食品があります。
例えば、チーズ、赤ワイン、チョコレートなどです。

日本人は食べ物によって頭痛を引き起こす可能性は低いと言われていますが、もし、毎日、チーズやチョコレートなどをたくさん食べているなど、身に覚えがある方は一度控えて様子を見てみましょう。

ちなみに、アルコール類や柑橘系のジュースなどが原因となっている方も稀にいます。こちらも少し気をつけてみてください。(もちろん、アルコールは二日酔いの原因になりますので、飲みすぎには要注意です)

精神的なストレス

精神的なストレスも頭痛の大きな原因の1つに挙げられます。

心配事や不安、悩みを抱えることで、自律神経がうまく機能しなくなり、血管の拡張や筋肉の緊張など頭痛を引き起こす原因に繋がるのです。

精神的なストレスは、それぞれの環境や個々の性格に左右されることが多いため、簡単には解消することが難しいかもしれません。

しかし、そのなかでもストレスの原因を改善したり、自分なりの解消法を探すなど、ストレスを軽減させる方法を見つけてください。

私たちの生活の中には、頭痛が発生する原因がたくさん潜んでいます。

頭痛が起こるたびに薬を飲むことも良いですが、根本的な痛みの原因を解決しなければ、ずっと薬を飲み続けることになってしまいます。

薬の飲みすぎが頭痛の新たな原因になる可能性もあります。
そうならないためにも、まずは生活習慣を一度見直して、少しでも改善に取り組んでみてください。