首の骨の歪みを治す

「どれだけ改善方法を実践しても、頭痛が改善されないんですが、どうすれば良いのでしょうか?」

このようなお悩みを抱えている方は、もしかしたら、
首の骨が歪んでいることで頭痛が起きているかもしれません。

脳神経外科の学会では 「頸椎(首の骨)が歪めば頭痛が起きる」という報告がされています。

実際に頸椎が歪んでいると、頸椎の中に通って脳に繋がっている椎骨動脈という血管の流れが悪くなり、この動脈の周りの神経を刺激します。

また、首の骨の血行が悪いと、脳への血液循環が悪くなるため、脳内血管が痙攣(ケイレン)して、筋肉の緊張も引き起こすのです。

つまり、、、

頸椎が歪む

椎骨動脈の血管の流れが悪くなる&動脈周辺の神経を刺激する

筋肉の緊張&血管の拡張を引き起こす

頭痛が起こる

という悪循環が生じて頭痛が起きている可能性もあるのです。

頭が傾き、背骨が曲がっている方の例

頭が前に傾き、背骨が曲がっている方は頸椎の歪みから頭痛が起きている可能性があると内田先生に教えていただきました。

今、鏡の前で自分の姿勢を見てみてください。

右の写真のように頭が前に倒れ、猫背になっていたら、首の骨が歪んで血流の流れが悪くなっていたり、血管が拡張してしまっている可能性が高いです。

では、どうして頸椎が歪んでしまったのか?

もし、大きな怪我や事故など頸椎が歪んでしまう要因が思い当たらない場合、以下の理由が考えられます。

・普段の姿勢が悪い
歯の噛み合わせが悪い ←別ページで紹介します。

普段の姿勢が悪い人は、毎日の長時間のデスクワークや、高さが合っていない枕での睡眠、パソコンやゲームを首に負担のかかる姿勢でやっていることなどが原因で歪んでしまっている可能性が高いです。

このような場合の改善方法としては、頸椎に負担のかかる姿勢を避けることや、長時間続けるのではなく、時間を見てストレッチやマッサージをするなど、負担を軽減するようにしてください。

ここで内田先生に教えていただいた頸椎の歪みを改善するストレッチを紹介します。

首の骨の歪、背骨の歪み改善ストレッチ

慢性頭痛のほとんどは、血流障害と筋肉の緊張から発生しています。

そして、この2つは首の骨の歪みから引き起こされているのです。
そこで、首と背骨の歪みを改善するストレッチを紹介します。

首の骨の歪、背骨の歪み改善ストレッチ ~その1~

1.両手を首の後ろで組んで首を支えます

1.両手を首の後ろで組んで首を支えます

2.両手で首を支えて頭を上に向けてください(天井を見る)

2.両手で首を支えて頭を上に向けてください(天井を見る)

首の歪み、背骨の歪みが改善され肩首が楽になります。
肩首が楽になれば頭痛も和らぎます。

首の骨の歪、背骨の歪み改善ストレッチ ~その2~

1.両手を身体の後ろで組んでください

1.両手を身体の後ろで組んでください

2.組んだ両手を上にあげていき、顔は前上方に向け、胸を張ってください

2.組んだ両手を上にあげていき、顔は前上方に向け、胸を張ってください

背骨が伸びると肩首背中が楽になり頭痛が和らぎます。

背骨を伸ばしたときにゴリッと音がすることもありますが、心配しないでください。
これで背骨と首の骨の歪みが矯正されて、頭がスッキリするはずです。

首の骨だけでなく、背骨も矯正することで、背骨周辺の筋肉の緊張も緩み、連動している首や肩の緊張もほぐすことができます。

わずかな時間でもストレッチをすることが重要!

たったこれだけのストレッチで簡単に頭痛や肩こりが改善されることを、是非試してみてください。

このようにまずは自宅で簡単にできるストレッチから歪みの改善をしていってください。

そして、もう1つの歪みの原因については、「歯の噛み合わせを治す」というページで詳しく解説します。

私が頭痛を改善できたのは、歯の噛み合わせを治したからです。
こちらの情報もとても参考になるので、必ず読むようにしてください。

歯の噛み合わせを改善したい人はこちら